Part3、Part4を最短でスコアアップする方法(TOEIC 600点目指す人)

TOEIC600点を目指していてPart3、4のスコアアップを狙うなら、毎日1〜2時間の学習時間は絶対に必要。
ただやみくもに量をこなすのではなくて、集中力を保って聞く量を増やす。そして精読と音読の質を高めるとスコアアップしやすいです。
聞き取れるまでのステップ
TOEIC初受験のスコア375点から最終的に820点取得までどのようなステップを通ってきたかと言うと、
1)何を言っているかさっぱりわからない
2)聞き取れる単語が増える
3)話の大まかな流れがわかる
4)詳細まで聞き取れる
5)内容を短期記憶できる
6)選択肢が速読できる
あなたはどのあたりにいますか? 600点取得できた時の「感覚」としては、3)〜5)の間くらいでした。
問題形式
Part3、4の問題形式と問題数はこちら。
<Part3>
話者:2〜3人
設問:一つの会話に対して3つの設問、4つの選択肢から適切な答えを一つ選ぶ。
問題数:39問(英文13×3問ずつ)
<Part4>
話者:1人
設問:一つの会話に対して3つの設問、4つの選択肢から適切な答えを一つ選ぶ。
問題数:30問(英文10×3問ずつ)
使用したテキスト
まずは教材を使って問題を解いてみる。私が使用したのは『新TOEICテスト「直前」模試3回分 (TOEICテスト 技術(テクニック)シリーズ)』です。
模試3回分が含まれています。
これいいなと思った点が、模試を解いていて解答に自信のない問題は、マークシート設問番号の近くに「?」や「△」の印をつけておくというもの。復習をするときに自信のあった問題とそうではない問題とで見分けがつけやすいです。
Part3、4には、2つのタイプの問題があって、
①ピンポイントで聞き取ってわかる「木タイプ」の問題
②本文全体を聞いてわかる「森タイプ」の問題
があると紹介されていました。「木タイプ」と「森タイプ」の例えがわかりやすかったです。
新しいバージョンが出ていたので、使用するなら最新版が良いと思います。
精読3回と音読10回以上
本文は一字一句、ていねいに精読。「読解力をつけるには、精読が効果的」と教えられたので、精読をしっかりしました。単語、文法、構文読解の確認も丁寧に行います。精読は時間がかかって大変ですが、成長に必要な過程と割り切って続けました。精読に慣れないうちは、一つの文章に15〜20分かけて復習していました。
精読では、本文の内容を「冒頭からすらすら訳せるようになるまで」を意識。少しでもあやふやに訳している箇所があったら和訳を見て再確認します。
そして精読が終わったら【音読】。音読は最低10回して、英文の語順通りに訳せるかにチャレンジ。本文の内容を暗記してしまうくらい、一つの文章と向き合いました。
選択肢の速読
先読みについては、設問だけ読む派の人もいますが、私は設問と選択肢の両方に目を通す派です。私は選択肢を読んだ方が解答しやすいタイプみたい。自分がどっちのタイプかわからない人は、両方のパターンで模試を解いてみてやりやすい方を取り入れてみよう。
次の問題音声が始まる前に、設問3つ、選択肢4つx3を読むとなると、時間が足りなくてギリギリになることもあります。
時間がないときは、キーワードとなる動詞を流し読みするようにしてます。例えば下記のように動詞がずらっと並んでいるときは、
A)Review all the applications. (見直す)
B)Donate to charity.(寄付する)
C)Pick up the baggage. (引き取る)
D)Notify a candidate.(知らせる)
動詞の「Review,Donate,Pick up,Nortify」は最低限読んでおきます。これをするだけで消去できる選択肢があります。
同じ問題を何度も解く
精読、音読の話をしましたが、最終的には「同じ問題を繰り返し解く」に尽きます。周りのハイスコア保持者に勉強法を聞くと、みんな口を揃えて「同じテキストを何回も解いた」と言います。しかも、全問正解になるまで解いている。しつこく繰り返し勉強することで、正解を選ぶ根拠、思考回路が身に付きます。
あと、ハイスコアの人はみんな勉強量がおかしいです。笑 当たり前の基準が高いというか、「これでもか!」ってくらいの時間を費やして勉強をしていました。
Part3・4は長文で大変ですが、量をこなせば必ず聞き取れるようになります。諦めず自分を信じてがんばろう。