【フランス】「パリミュージアムパス」2日間で何箇所行ける?

家族と行ったフランス旅行では、「パリミュージアムパス」を使って美術館巡りをしました。2日間のチケットを購入して、7箇所行ってきました。この記事では訪れた美術館についてご紹介します。
Contents
パリミュージアムパスとは?
パリミュージアムパスとは、優先的に入場できる美術館のフリーパス。2日券を購入したのですが「2日でよくこんなに行ったな」と思うくらい、たくさんの美術館とモニュメントを巡ってきました。曜日と時間帯によっては無料で入場できる美術館があります。各美術館の無料開放日とうまく組み合わせると効率よく使えます!
使える場所
利用できる施設は約60箇所でルーブル美術館、オルセー美術館、凱旋門、オランジュリー美術館、サント・シャペル教会、ヴェルサイユ宮殿も対象です。
1つの施設につき、1回入場できます。

メリット
【メリット】
・待ち時間が短縮でき、優先入場できる
・入場料がお得
入場するまで列ができていてもパリミュージアムパスを持っていたおかげで優先的に入場でき、待ち時間を節約できました。

購入方法・価格
チケットは2日、4日、6日の3種類があって連続した期間で利用できます。
日数 | 価格 |
2 days(48時間) | 52 € |
4 days(96時間) | 66 € |
6 days(144時間) | 78 € |
チケットはeTicketと紙のチケットがあります。
eTicket:購入後、チケットがメールで送られてくる。
紙のチケット:シャルルドゴール空港か美術館で直接購入。
シャルルドゴール空港でも販売していて、購入場所は公式ホームページに記載があります。
日本語だとこのサイトから購入できます。
ルーブル美術館/モナリザ

パリに来たなら、絶対に外せないのがルーブル美術館。ガラスできた三角形のところから入場して、エスカレーターで降ります。三角形のところが入口だとは知らなかった!

上の4つが私が気に入った作品。たくさんの絵画がある中、左下の独特な手のポーズをしている少年の絵が”なんか気になるなぁ”と思ったら、作者はなんとレオナルド・ダヴィンチでした。さすが、人を”引き込ませる何か”が絵に込められています。

モナリザが展示されている部屋は大人気でした。


ガラスの三角形の下はこうなっています。
サント・シャペル/美しいステンドグラス
パリ中心部、シテ島にあるゴシック建築の教会です。ルイ9世が聖遺物を納めるために建設を指示し、1248年に完成しました。上層と下層の2つの礼拝堂に分かれていて、美しいステンドグラスの礼拝堂があるのは上層です。下層は使用人、上層は王が使用していたそうです。下層は青い天井の礼拝堂で、厳かな雰囲気が漂っていました。こちらが上層にある礼拝堂の美しいステンドグラスです。

天井まで続く美しいステンドグラス。陽の光が注ぐ時間帯に行ったので、ステンドグラスがそれはもう本当に美しくて、いつまででも見ていられました!

期間限定でサント・シャペルでクラシックコンサートを開催していて、2022年は3月11日〜12月31日の期間なんだって。人生で一度は行ってみたい!チケットの詳細はこちらです⬇︎⬇︎価格は15€〜。
日本語のサイトもありました。
ノートルダム大聖堂/修復中

2019年4月15日の火災により尖塔と屋根が焼失してしまい、現在修復中です。ノートルダム大聖堂はサントシャペルと同じシテ島にあり、ゴシック建築を代表するローマ・カトリック教会の建物で1225年に完成しました。ノートルダムとサント・シャペルは同じ日に観光すると効率的だと思います。ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」という意味で、つまりは「聖母マリア」を指しています。

螺旋階段を上って、ノートルダムの鐘へ向かいます。果てしなく続く階段は地味にキツかったです。。。

ノートルダムの鐘に到着!

頂上からの景色はこんな感じ!遠くに丸っこい建物のサクレ・クール聖堂が見えました。ノートルダム大聖堂は近くから撮影しましたが、すごく大きな建物ということ伝わるかな?

ヴェルサイユ宮殿/豪華絢爛
ルイ14世が1682年に建てた宮殿で、フランス絶対王制を象徴する建造物です。宮殿を豪華に装って権力・財力を内外に誇示することは政治的にも重要な意味があったそうです。本当にその通りで、内装はこれでもか!というくらいゴージャスでした。

パリから少し離れた場所にあり、パリ市内から約1時間かかりました。

ヴェルサイユ宮殿と言えば「鏡の間」が有名。全長約73メートルあって、シャンデリアと鏡がずーっと続く、豪華な空間でした。この「鏡の間」で、マリーアントワネットとルイ16世の婚礼舞踏会が行われました。

鏡の間はすごく混んでいたので、人が少ない時にまた来てみたいな。


ヴェルサイユ宮殿にはカフェやレストランが入っていてます。モンブランがおいしいと評判の高いアンジェリーナで休憩しました。次は庭園へ向かいます。

「水なき地に水を引く」を意図した王ルイ14世は、当時の技術では水が引けなかったヴェルサイユ宮殿にまで水を引くことに成功。「自然をも変え従わせる力を持っている」を証明したそうです。絶対王政すごすぎる。

庭園は800ヘクタール以上あり、どこまで続くのー?って気が遠くなりそうなくらい広かったです。噴水の周辺を少し散歩して、ヴェルサイユ宮殿を後にしました。
エトワール凱旋門/昼も夜も両方行きたい
凱旋門を中心にシャンゼリゼ通りを含む12本の通りが放射線状に延びていて、その形状が星(=エトワール)のように見えることから、エトワール凱旋門と呼ばれています。1836年に完成しました。

フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトがアウステルリッツの戦いで勝利したことを記念に建設を命じました。アーチ内側には戦争で命を落とした方の名前が刻印されているようです。

凱旋門も階段で頂上まで上れます。パリは高い建物が少ないので、すぐにエッフェル塔を見つけられました。夜景はすごいことになるんじゃないかと思い、ディナー後に再チャレンジすることにしました!



凱旋門の頂上からの景色です。夜のエッフェル塔はすごくキレイでした。車のライトと街灯もいい感じ。昼とはまた違った景色が見れてよかったです。
オルセー美術館
印象派画家の作品が多く展示されています。モネ、マネ、ゴッホ、ミレー、ルノワールの作品を見てきました。オルセー美術館は好きな作品だけサッと鑑賞してきたよ。
オランジュリー美術館
印象派、ポスト印象派の美術館。モネの「睡蓮」の間が有名で、壁一面にどーんと展示されている作品をお目当てに行きました。3枚の絵に囲まれていると、まるで自分が絵画の中に立っているような感覚になる。

さいごに
各名所の所要時間は1時間半〜2時間でしたが、せかせかすることなくゆっくり回れました。美術館は広すぎて全部観れないないので「絶対観たい作品」をあらかじめ決めてから行きました。「午前に美術館、午後も美術館」のスケジュールにすると頭が疲れるので、午前に美術館へ行くなら午後は大聖堂へ行く、などして分散すると体力をセーブできます。
パリへ行くなら、パリミュージアムパスを購入して便利にお得に観光しよう。
ではまた❤️
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