【高さ53m】恐怖の木登り【オーストラリア・ペンバートン(Pemberton)】

ペンバートンに立ち寄ったときにカリーの木登りをしてきました。
本当に怖くて生きた心地がしなかったけど、度胸がついて良い思い出になりました!
パースからロードトリップ
語学学校卒業後にパース近郊を旅行しました。
往復約800キロのロードトリップに友達4人でチャレンジ!
海外での運転は初めてなのでドキドキでしたが、道路が広くて日本より運転しやすかったです。目的地は南へ418キロ離れたまちアルバニー(Albany)。その途中でペンバートンへ寄りました。
手すりは太い釘
ナショナルパーク内にある高さ53mのグロスター・ツリーへ向かいます。周りにはカリーの木がたくさんあって森でした!
ツリーに着いて、実際に見てみると想像以上に高い!!53mってこんなに高いんだ・・・。
登る予定でしたが、高すぎてやっぱりやめる?本当に登る?としばらくみんなで話し合います。

何にビビっていたかと言うと、
・手すりは太い釘が刺さっているだけ
・頂上が遠い
・看板が立っていて「危ないから気をつけて」「登るのは自己責任で」とのメッセージ
1番恐怖を感じたのは手すりの頼りなさ。釘の間にワイヤーのネットが張られた箇所がありましたが、あれで助かるとは思えません。「落ちたらどうしよう。釘が抜けたらどうしよう。」と不安になりました。
その後、どうするかグダグダみんなで話し合っていました。
そしたらぽっちゃりめのパパと小さな少年が頂上から下りてきました。
登ると決めた!
「あのぽっちゃりパパの体重を支えられたなら、釘は大丈夫そうじゃない?」
「いやいや、今ので負荷がかかったから弱くなってるかもよ?」
「それよりさ、次の都市へ移動しなきゃいけないから、時間がない!」
なーんてみんなで話合った結果、
登ることにしました!!!!!
頂上を目指す
最初はやってやるぜー!と調子に乗ってたんですけど、途中からそんなテンションではなくなり口数が減った・・・。
手に汗をかきながら、滑らないようにしっかり釘を握る。
ひとつの釘に全体重を預けるのが怖いので、両足をひとつの釘に乗せないようにしました。
釘が抜けたらどうしよう。
ここから落ちたら助かるのかな?
と頭によぎります・・・。
背筋がぞくぞくして、足がすくむ。もう戻れないので上に行くしかない。
大丈夫、大丈夫!と自分に言い聞かせながら登りました。
みんなで励まし合いながら頂上を目指します。

到着ーー!!頂上からの景色です。頂上には小屋みたいなのがあって、4人がギリギリ入れるくらいのスペースです。見渡す限り、360度この景色。
無事に着き、恐怖に打ち勝った達成感が半端なかったです!!
降りる方が遥かに怖い
頂上まで登れてうれしいと喜んでいたのも束の間で、今度は降りなくてはなりません。登ることしか考えていなかったのですが、帰りの方がめちゃくちゃ怖い!!
足場を見る時に改めて自分のいる高さを実感します。でも足を下ろす釘を見ないといけない。本当に生きた心地がしなかったです。
しかもみんなハイペースで降りてくの!このペースだと怖すぎて私の精神が崩壊すると思い、休憩をしながら超スローペースで安全第一で戻ることにしました。
あまりにのんびりだったので、先に地上についた友達に「おっそ!」と笑われました。笑 それでも自分のペースを守ってよかったです。
すれ違うときはどうするの?
すれ違うときにどうするかと言うと、1人が釘にじっと止まって上から降りてくる人を通してあげます。
登っている途中に1回すれ違ったのですが、怖すぎて目を瞑って「落ちませんように」と祈るのみでした。
さいごに
53mの恐怖の木登りを終えたら、信じられないくらいの自信がつきました。
恐怖に打ち勝つってこんなに心が強くなるんですね!
人生で1番ヒヤヒヤした経験でしたが、チャレンジしてみてよかったです。
こんなに怖い経験をしたので、今後の人生はイージーモードになりそう。笑
無事戻ってこれたので貴重な経験ができて本当によかったです☺︎
挑戦するかしないかは自己責任でお願いします!(>_<)